Race report

レースレポートをご覧頂けます

Rd8. SUZUKA

RESULT

カーナンバー 予選

決勝

#7

16

 14

Q1B

8位

 1'38.218

BLT: 1'41.298

Q2 -  -
#8

8

6

Q1A

6位

1'37.441

BLT: 1'41.659

Q2 8位 1'37.051

DATA

開催サーキット 鈴鹿サーキット(5.807 km)
日時

119日(土)

来場者

土曜:16,000

天候 晴れ
気温 15℃ → 21
路面コンディション Dry

第8戦は朝から高天に恵まれた。

予選Q1A組に出走した福住はユーズドタイヤでコースインし、残り時間7分のタイミングでニュータイヤを装着して再度コースイン。クルマのセットが合わせきれず苦しみながらも6番手でQ2に進出を果たした。

小林は予選Q1B組に出走したが、チェッカー目前でコース上にストップ車両が発生したため、赤旗中断となった。その後、残り時間3分でセッションが再開された。全車少ない残り時間の中でタイムを刻まなければならず、温まっているユーズドタイヤを使用するか、はたまたニュータイヤを履くかを悩んだ結果、小林はユーズドタイヤを選択。セッション開始と同時にコースへと向かい、アタックを敢行したがタイムは今一つ伸びず、8番手でQ1敗退となった。

Q2が始まりニュータイヤを装着した福住はセッション開始1分を過ぎたあたりにコースへ向かい、トップタイムを目指したが、最終的には8番手で予選を終えた。

 

同日行われた決勝レース。福住は8番手、小林は16番手からのスタートとなった。

スタート直後、マシントラブルでグリッド上にストップしてしまった車両を冷静にかわし、1つ順位を上げてオープニングラップを終えた。

 

7番手走行中の福住は、タイヤ交換のウィンドが開く10周終了のタイミングでピットイン。素早くタイヤ交換を済ませて18番手でコースに復帰した。

9番手走行中の小林は福住の翌週にピットインし、こちらも難なくタイヤ交換を済ませて18番手でコースに復帰した。

 

14周目、16番手走行中の小林に、レース序盤に他車に追突してしまった際のペナルティとしてドライブスルーペナルティが科せられ、これをすぐに消化。18番手までポジションを落としたが、レースペースが良い小林はここから追い上げを図る。

 

19周目、他車にタイヤが外れるトラブルが発生したため、SCが導入された。このタイミングで全車のタイ ヤ交換が完了し、福住は5番手、小林は16番手。22周終了のタイミングでレースが再開された。 

 

23周目、小林は前方で接触した2台の車両をかわすと、14番手まで浮上。翌周に2度目のSCが導入された。好ペースで周回を重ねる小林はポイント獲得に望みを繋げるため、2回目のタイヤ交換を決断。SC走行中の26周終了のタイミングで程度の良いタイヤに交換し、再び最後尾に付いた。28周終了のタイミングでリスタートが切られると、翌周のシケインで#20 国本選手をかわし、13番手に。さらに上を目指したが周回遅れの車両等に引っかかってしまい、ポジションアップは叶わなかった。そのままチェッカーを受けたのだが、レース終了後に小林の競技結果に対して10秒加算のペナルティが科されたため、 最終順位は 14番手となった。

 

一方、5番手走行中の福住はマシンのフィーリングに問題を抱えたまま走行を続けており、30周目にOTS を使った#16 野尻選手の先行を許してしまった。6番手にポジションを落としてしまったが見事入賞を果たし、貴重なポイントを獲得した


COMMENT

#7 Kamui Kobayashi

今回のレースは、全体的にうまくいきませんでした。

予選では先頭の方でアタックしていたのもありタイヤを使い切ってしまっていた状況の中、赤旗が出て中断することになりました。その際にニュータイヤを入れないという判断をした事が甘かったですし、下位に沈んだ原因です。

決勝は、小高選手を抜きにいこうとした時にエアロが抜けて、フロントがロックして接触してしまいました。その影響でドライブスルーペナルティーを受けることとなってしまい序盤から厳しい展開でした。

1コーナーでほかのクルマの外れたタイヤが転がってきて危ない場面もありました。

クルマ自体は悪くなかったのですが、前日のセットから大幅に変えたという事もあり合わせきれませんでした。

 

残りのレースは明日しかないので、最終戦ではすべての歯車が合うように頑張りますので応援よろしくお願いします。


#8 Nirei Fukuzumi

予選はギリギリでQ1を通過して、Q2に向けて多少セットを変えていきましたが少ししかタイムアップできず8番手という結果に終わってしまいました。

決勝は、最初からペースが上がらなかったのですが、前でミスやトラブルがあったり、ミニマムでピットに入ったことがアンダーカットに繋がって、クルマのトラクションが悪い中でも予選の順位から6番手まで上がることができたのは良かったと思います。

でも、最後に抜かれてしまったのがもったいなかったです。

レース展開の中でSCに助けられた部分もあったと思います。

そういったことがなくてもしっかりと実力で上位に行く必要があると思うので、良くなかった原因を可夢偉さんのクルマと比較しながらしっかりと話し合い、明日の最終戦に備えたいと思います。

 

今シーズンの締めくくりでもある明日のレースでは、優勝を勝ち獲る事ができるようにチームと全力で頑張りますので最後まで応援よろしくお願いします。


TEAM REPRESENTATIVE and MANAGER Ryuji Doi

8戦は、残念ながら表彰台に上がることができませんでしたが、なんとか8号車がポイントを獲得してくれました。最終ラップで順位を一つ落としてしまったことは残念ですが、しっかりとポイントを獲ってくれたことによってチームランキングでのポイントも加算することができました。

今回、2台揃ってQ2に進むことができなかったので、明日の最終戦はまずは予選で2台揃ってQ2に進みたいと思います。

 

そして、今日はスタートとタイヤ交換が非常に良くて、ポジティブな面もありました。

それらを一つにまとめて、良い予選から良かったことをすべて繰り返し、2台揃って表彰台に上がって今年を締められるように頑張りたいと思います。


Rd9. SUZUKA

RESULT

カーナンバー 予選

決勝

#7

17

 10

Q1B

9位

 1'38.661

BLT: 1'40.531

Q2 -  -
#8

5

3

Q1A

5位

1'37.910

BLT: 1'41.442

Q2 5位 1'37.032

DATA

開催サーキット 鈴鹿サーキット(5.807 km)
日時

1110日(日)

来場者

日曜:19,000

天候 曇り
気温 17℃ → 20
路面コンディション Dry

第8戦の結果を受けて予選Q1A組に出走したのは福住。前日同様、ユーズドタイヤで1周のチェック走行を終えるとピットに戻ってくる。残り時間6分というところでニュータイヤを装着してコースに向かい、5番手をマーク。福住はQ2へと駒を進めた。

小林も前日同様にユーズドタイヤでコースインし、アウトラップを終えると一度ピットイン。残り時間が5分30秒となったあたりでニュータイヤを装着してコースに入っていく。計測2周目にアタックしたが思うようにタイムは伸びず、9番手でQ1敗退となった。

いよいよ今シーズン最後のポールポジションを決めるQ2がスタート。福住はセッション開始から1分というタイミングでニュータイヤを装着してコースに向かった。Q1同様、計測2周目のアタックで前日のタイムを上回る 1’37.032 をマークし、5番グリッドを獲得した。

 

8ヶ月に渡って争われた2024シーズンを締めくくる最終戦決勝の時を迎えた。

まずまずの蹴り出しを見 せた福住は2コーナーで1台かわし4番手にポジションアップ。翌周のシケイン一つ目でアウト側からもう1台をかわすと表彰台圏内の3番手に浮上した。

17番グリッドからスタートした小林は8周目までに他車を次々に攻略していき、13番手まで浮上した。 

 

ピットウィンドウが開く10周終了のタイミングでピットに入ったのは福住。素早くタイヤ交換を済ませると14番手でコースに戻った。他車のタイヤ交換のタイミングもあり、2番手までポジションを上げていた小林は15周終了のタイミングでピットイン。非常に早いタイヤ交換作業を終えて13番手でコースに復帰した。

 

全車ピットインが完了した23周目に福住は3番手。一方、小林は18周目の130Rで#37 笹原選手、20周目のスプーンカーブ手前で#38 阪口選手をオーバーテイクしていき、遂にポイント圏内の10番手に到達した。

 

レース終盤、福住は2番手の#36 坪井選手に、小林は9番手の#3 山下選手にOTSを使いながら果敢に攻めていくが攻略には至らず、ポジションキープでチェッカー。福住は今シーズン2度目の表彰台となる3位を獲得。小林もスタートから7ポジションアップの 10 位で入賞を果たした。 


COMMENT

#7 Kamui Kobayashi

予選を良い位置で終えることができなかったので、少し悔いが残るレースになりました。

ですが、決勝ではクルマの状態は悪くなく、レースペースも良かったです。ピット作業もスムーズに終えることができ、無線でのやり取りから他車の状況も把握できていたので10位まで追い上げることができました。

何より何もトラブルなく順位を上げる事ができ、ポイントも獲得しレースを終えることができたのは良かったと思います。

今年のシーズンはこれまでで一番多くのお客様に来ていただいて、大会自体もとても盛り上がりました。まずはご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます。今後はさらに多くの方々にご来場いただき、スーパーフォーミュラがさらに人気になることを願っています。

最後に、私にとってはいろいろな意味で厳しいシーズンでしたが、最後まで応援して下さりありがとうございました。


#8 Nirei Fukuzumi

決勝のスタート自体はそんなに良くなかったのですが、その後の位置取りで佐藤選手がラインを残してくれたおかげで、良いポジションで走ることができ、4位まで順位を上げることができました。

その後は、チームとの無線から前車のOTS状況を把握することができていたので、序盤に3番手になれたことが今回表彰台に上がれた"カギ"だったと思います。

しっかり表彰台を獲りたいという思いがあったので、タイヤ交換後は後続車を抑える事しか考えていませんでした。残り10周くらいで後ろがいなくなったので、そこから坪井選手を追う方向にシフトしました。

ですが、レースペースは上位勢に比べて遅く、余裕がない中で、クルマ自体は前日よりも良くなってはいたものの、2位に上がるほどのパフォーマンスはなかったと思います。

開幕戦での鈴鹿ではポイント獲得がやっとでしたし、昨年のKCMGの成績を考えてもこの3位を獲得し、チームランキング4位を維持できたことは、自分にとってもチームにとっても自信に繋がるレースになったので素直に嬉しいです。


TEAM REPRESENTATIVE and MANAGER Ryuji Doi

今シーズンも初優勝の目標を達成する事は出来ませんでしたが、最終戦でチームが課題としていたタイヤ交換作業もミスなくこなし、8号車が3位表彰台をゲットし、7号車もポイントを獲得する事も出来た事により、チームランキング4位を死守できた事は本当に良かったと思います。

最終ラウンドを振り返ると、可夢偉と仁嶺は鈴鹿でもQ2に行ける力を持っているドライバーなので2台揃っていくことはできませんでした。

この課題はオフィスでも検証し、12月のテストに備えます。

決勝では、ドライバーたちは毎戦追い上げてくれて、盛り上がるレースを見せてくれましたが、チームとして足りないところもありました。上位チームとの違いがどれを取っても大きいので、これまで上位争いをするような位置にいなかった私たちはここをスタートラインとして、学んでチームの総合力を上げていきたいです。

2025年のチーム力底上げのために、自分も来期の環境をみんなのために準備し、それぞれのスタッフの底上げもしていきます。みんなとても頑張ってくれました。この努力は持続していかないとすぐ失われてしまうので、来年に向けてのチーム作りも引き続き頑張っていきます。

来シーズンはピット位置もかなり有利に働くことになりますし、アンセーフリリースなどのトラブルを避けることができます。これまでそんなピット位置でレースをした経験がないので、今からとても楽しみです。

今シーズン皆様から頂いたご支援ご声援に対して心より感謝申し上げるとともに、来シーズンも引き続きの応援よろしくお願いいたします。


#7 TRACK ENGINEER  Cosimo PRUSCIANO

今回の予選は、非常に運が悪く残念な結果でした。

土曜日の予選時、セクター12での可夢偉と仁嶺は同じようなペースで走れていましたが、赤旗により中断。その後、再びトライを試みましたが、タイヤが消耗していたこともあり最終的にはQ2に進出することができませんでした。

日曜日の予選では、前日の結果も踏まえてセットアップの変更を試みましたが、なかなか嚙み合わず、前日と比較してもセクター20.7秒も遅れ、またもQ2に進出できませんでした。

しかし、決勝では接触によるペナルティやピットインのタイミングなど思い通りにいかないこともありましたが、2日間とも決勝での可夢偉のパフォーマンスは非常に力強く全体の中でも上位のレースペースを見せてくれました。

第8戦ではスタート直後に2つポジションを上げ、第9戦には、非常に力強いレースを見せてくれ最終的には10位入賞を果たしてポイントを獲得してくれました。

可夢偉はシーズンを通して、常に素晴らしいレースペースを見せてくれましたが、やはりSFは予選での順位が大きく決勝に影響すると思います。そんな中、今年はスタートグリッドで上位に立つことができませんでした。

ですが、私は来年更に強くなると確信しています。なので、是非来年も引き続き応援よろしくお願いしまう。

 

最後になりますが、私は第2戦のオートポリスからチームに加入しました。日本でのレースは初めての経験なのにも関わらず、SFのような競争の激しいカテゴリーに参加する機会を与えてくれたKids com Team KCMGに感謝したいと思います。


#8 TRACK ENGINEER  Yasuhiro Tasaka

鈴鹿は個人的にも昨年のブランクもありましたし、シーズン最初のテストの際も主にウェットでの走行だったこともあり、今回のイベントまでにあまり走りこめていないサーキットでした。また、前戦の富士が良い結果だったこともあり、第8戦は富士戦に寄せたセットで挑みましたが、結果が振るわなく難しいレースになりました。

8戦の結果から、第9戦ではもともと鈴鹿用として考えていたセットを試しました。前戦よりは改善されたものの低速域でのトラクションが悪かったです。第8戦から鈴鹿用のセットを起用し、第9戦に向けて修正する形を選択できなかったのは失敗でした。また、最終戦で8号車のピット作業でピットレーンの混雑によるタイムロスがなければ更に順位を上げる事ができた可能性もありました。

ですが、富士戦以降スタート順位から後退するようなレース展開はなかったですし、今までできていなかったレースを今シーズンの後半戦からできているという事は、来年に繋がる良い結果だったと思います。

チームランキングを4位で終われた事で来シーズンはより有利なピット位置から戦えます。更に、シーズンを通して2回のポールポジションと3度の表彰台という経験は、チーム全体の自信に繋がったと思います。今年の初めと比べて来年はチームとしてより上のレベルでスタートできると思います。

今年のシーズンは何度かチャンスがあったなかでも達成できなかった優勝という壁は高く、超えるのが難しいです。ですが、そこを乗り越えるからこそ楽しいですし、やるべきことをやっていればいつの日か優勝を掴むことができると思います。

そのためにもまずは、12月のテストです。このテストは、クルマを速くするきっかけを探して来年の方向性を決める非常に重要なイベントなので、より多く収穫ができるように準備します。


Kids com Team KCMG partner





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