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悪天候により決勝レースがキャンセルとなった前戦から約1ヶ月。
5月の時期に鈴鹿でスーパーフ ォーミュラが開催されたことはなく、2月末の公式テスト時とは季節もコンディションも異なる中で、非常にチャレンジングな一戦となった。今大会、9号車のドライバーには前戦までのパフォーマンスやチームとの連携面に加え、限られた準備期間や鈴鹿サーキットの特性などを総合的に判断し、引き続き野中誠太の起用を決定した。不変のドライバーラインアップで上位進出を狙ったが、初夏の陽気と変化する天候に翻弄され、KCMGにとっては大きな試練の2連戦となった。
RESULT |
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| カーナンバー | 予選 |
決勝 |
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| #8 |
15位 |
DNF |
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Q1A |
8位 |
1'27.756 |
- |
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| Q2 | - | - | ||
| #9 |
18位 |
DNF |
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|
Q1B |
9位 |
1'27.796 |
- |
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| Q2 | - | - | ||
DATA |
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| 開催サーキット | 鈴鹿サーキット(5.807 km) |
| 日時 |
5月23日(土) |
| 来場者 |
土曜:13,000人(主催者発表) |
| 天候 |
土曜:曇り 時々 雨 |
| 気温 | 土曜:20℃ |
| 路面コンディション | 土曜:DRY→WET |
今大会は2レース制のため、金曜日に60分間の専有走行が2本設けられ、KCMGは「5月の鈴鹿」という未知のコンディションにマシンを合わせ込むべく、精力的にテストメニューを進めていた。だが、午後のセッション中に野中が1コーナーの飛び込みでスピンを喫し、リヤからタイヤバリアにヒットするクラッシュが発生。メカニックはすぐさま修復作業に取り掛かり、野中は専有走行後の組分け走行へ出走することができた。
蒸し暑かった前日から一転、肌寒い曇り空となった土曜日。9時15分、気温20度、路面温度22度、メインストレートには強い向かい風が吹くコンディションで予選Q1A組がスタートした。山下はセッション開始とともにユー ズドタイヤでコースインし、クルマと路面を確認すると、一度ピットへ戻った。ニュータイヤに履き替え、残り時間6分30秒でピットを後にすると計測3周目にアタックを開始した。だが、車高がまったく合わせ切れていない状況に苦しみ、8番手(1’38.565)でQ1敗退となった。
5分間のインターバルを経て、B組が始まったのは9時30分。野中もユーズドタイヤでの確認を経てニュータイヤに履き替え、残り時間5分でピットを後にした。計測2周目にアタックに入ったがタイムは思うように伸びず、9番手(1’38.899)に留まった。この結果、第4戦のスターティンググリッドは山下が15番手、野中が18番手となった。
14時45分、気温20度、路面温度24度というコンディションでレーススタート。15番手スタートの山下はスタートでポジションを2つ上げたものの、その後2台にかわされ、15番手をキープしてオープニングラップを終えた。一方、18番手スタートの野中は3台の先行を許してしまい、20番手でオープニングラップを終えることとなった。15 番手走行中の山下は、3周目までに3台にかわされたが、4周目の1コーナーで#36 坪井選手、5周目のシケインで#4 笹原選手を、OTS(オーバーテイク・システム)を使いながら鮮やかにオーバーテイク。16番手までポジションを上げていく。8周終了のタイミングでタイヤ交換のウインドウが開くと、チームはミニマムのタイミングで山下をピットに呼び戻した。しかし、タイヤ交換後にコースへ送り出す際、僅かにロスがあり山下は21番手でコースに復帰した。その後13周目、山下がマシンの異変を察知し、14周終了のタイミングで急遽2度目のピットイン。メカニックが確認したところ、フロアに穴があいていることが判明し、これ以上の走行継続は不可能と判断。ここで無念のリタイアとなった。20 番手を走行する野中も意地の走りを見せ、2周目の130Rで#97 スタナック選手、9周目のバックストレートで 笹原選手をオーバーテイク。ステイアウト作戦を選択した野中は、他車のピットインのタイミングもあり、12番手までポジションを上げていた。だが、18周目の130Rに差し掛かったところで突然バランスを崩してスピン。フロントからアウト側のスポンジバリアに突っ込んでしまった。原因については現在究明中だが、何らかの要因によりリヤウイングが脱落したことによるもの。野中の無事はすぐに無線で確認できたが、左足に痛みもあったため、 当日中に精密検査を実施。その結果、特に異常がないことを確認できている。 この結果、第4戦はKCMGにとって極めて悔しい、2台揃ってリタイアという結末となった。
RESULT |
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| カーナンバー | 予選 |
決勝 |
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| #8 |
14位 |
16位 |
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|
Q1A |
7位 |
1'38.270 |
1'40.994 |
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| Q2 | - | - | ||
| #9 |
23位 |
19位 |
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|
Q1B |
DNQ |
1'47.491 |
1'40.800 |
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| Q2 | - | - | ||
DATA |
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| 開催サーキット | 鈴鹿サーキット(5.807 km) |
| 日時 |
5月24日(日) |
| 来場者 |
土曜:16,000人(主催者発表) |
| 天候 |
日曜:曇り → 雨 |
| 気温 | 日曜:24℃ |
| 路面コンディション | 日曜:DRY |
迎えた日曜日、前日のダブルリタイアという悔しさを払拭すべく、KCMGは第5戦に臨んだ。特に大クラッシュを喫した9号車の修復は、メカニックの懸命な作業によって午前1時30分まで続けられ、無事予選に間に合わせることができた。
10時25分、気温24度、路面温度33度、弱い向かい風が吹くコンディションで予選Q1A組がスタート。山下は ニュータイヤを装着し、残り時間5分30秒のタイミングで再びコースに入っていくと、計測3周目にアタック開始。前日よりも若干フィーリングはよくなっていたものの、依然としてセッティングの合わせ込みができておらず、Q2 進出ラインへわずか0.006秒届かない7番手(1’38.270)でQ1敗退となった。
5分間のインターバルを経て、B組が始まったのは10時40分。ニュータイヤを装着した野中は、残り時間5分のタイミングでコースへと向かった。前日のクラッシュからメカニックが夜を徹してマシンを修復したものの、フォーミュラカーはデリケートゆえにクルマの感触が変化しており、ぶっつけ本番の予選中にアジャストすることは難しく、11番手タイム(1’39.292)をマークした。しかし、その後に走路外走行の判定が下されベストタイムは抹消となり、セカンドタイムの1’47.491が採用されることとなった。この結果、第5戦のスターティンググリッドは山下が14番手、野中が23番手となった。
14時45分、気温25度、路面温度40度、爽やかな五月晴れが広がる中、スタートが切られた。
14番手スタートの山下は、スタートで2台の先行を許したものの、シケイン手前で#16 野尻選手をオーバーテイク。続いて、シケインで接触した#12 小出選手と#19 オサリバン選手を冷静にかわすと13番手でオープニングラップを終えた。一方、23番手スタートの野中はポジションキープでホームストレートに戻ってきたが、コントロールラインを通過した直後にオサリバン選手と#39 大湯選手をオーバーテイクし、21番手に浮上した。オープニングラップのシケインで複数台が絡むアクシデントが発生し、ホームストレートにまで破片が散乱する事態となったため、その処理のためにセーフティカー(SC)が導入される。5周目にリスタートが切られると、しばらくは順位変動がないままレースは進んでいった。他車のピットインのタイミングで9番手まで順位を上げていた山下は、16周終了のタイミングでピットイン。ルーティンのタイヤ交換を済ませ、21番手でコースに復帰した。11番手走行中の野中も、21周終了のタイミングでタイヤ交換を行い、21番手でコースに戻った。全車のタイヤ交換が完了したのは29周終了のタイミング。この時点で17番手につけていた山下は、ヘアピンカ ーブの手前で小出選手をパスし、16番手にポジションを上げた。しかし、終始スピード不足に悩まされ、苦しい走行を強いられた山下はそのまま16位でチェッカーを受けた。19番手の野中も最後の最後まで諦めない走りを見せたが順位を上げることはできず、19位のままレースを終えた。2台揃ってノーポイントに終わるという、チームにとって極めて悔しさの残る鈴鹿大会となったが、下を向いている時間はない。次戦は富士スピードウェイを舞台に、オートポリスの代替戦を含む3連戦に挑む。KCMGは今大会で突きつけられた課題を徹底的に洗い出し、6月30日~7月1日に行われる公式テスト(富士)で必ずや立て直しの光を見つけ出す。この悔しさを糧にチームは一丸となって、次戦富士で巻き返しを図る。
第4戦の決勝は少し状態が良く、坪井選手を抜くこともできていたのですが、第5戦の予選では自分のミスもありました。決勝はクルマが遅すぎて、車高も狙ったところで走れていない状態なので、ここはちゃんと考え直して、 一からやり直さないといけないと思うところまで来ています。ただ、クルマが持っている本来のポテンシャルは良いと思っているので、次に向けてもう少し踏み込んだ改善をしたいです。
第4戦の決勝はクラッシュしてしまい、マシンが回転している時は自分がどこにいるかわからない状態だったのですが、130Rの内側にリヤウイングが落ちていました。第5戦に向けては、メカニックの皆さんにクルマを直してもらう段階からセットアップを変更していきました。ただ、ぶっつけ本番の中でマシンのフィーリングが変わってしまったこともあり、最初は思うように走れない感じでした。それでも、今回はクルマのコンセプトをガラリと大きく変えていったおかげで、前日のめちゃくちゃ悪かった状態からは少し良くなりました。第4戦はバトルするところにすらいなかったので、第5戦でしっかりレースができて、次に向けたステップが踏めたのかなと思います。方向性としては間違いなくこっち(のセットアップ)だなと思いますし、ようやく目指すべきところに辿りつきました。
今週末は散々で、我々にとってあるべきレースウイークではありませんでした。だからと言って、現実と向き合うことから逃げるわけではなく、何がいけないのか、何をどうしたらいいのか、ひとつひとつ解決していかないといけないと思っています。今年は良いドライバーがいる中で、急遽ドライバーが変更になるなど、本当に色々なことが起きました。ピットの位置も(昨年のチームランキング順で)良い位置にいながら、5戦を終えてまだ4点しか取れておりません。次の富士での公式テスト(6月30日~7月1日)では、必ず光を見つけていきたいです。決して真っ暗なわけではありません。その光の方向を、現在あるリソースでやっていくのか、今いる人間でやっていくのか、あるいは新しいものを取り入れていくのか。時間もない中で、早急に探っていかなければいけないと思っています。
